函館文化会では、毎年、郷土文化高揚のための郷土史研究者奨励事業の一つとして、郷土史についての優れた研究、発掘、収集、出版などに事績を残された個人・団体に「神山茂賞」を贈っていますが、今年は湯川町在住の門脇義治氏に「神山茂賞」を贈呈しました。
贈呈式は、受賞された門脇氏の関係者の皆様をはじめ、ご来賓やこれまでの受賞者、函館文化会会員など76人が出席して故神山茂氏の命日に当たる11月7日(金)函館国際ホテルにおいて行いました。


函館文化会 櫻井健治会長は式辞の中で「門脇氏は湯川地域の歴史に関わる貴重な文献資料等の収集とその研鑽に尽力されるとともに地域の方々への伝承活動にも努めてこられた。
このたびその成果を『湯の川物語』として自費出版され、今後も「まちの郷土史家」として広く伝承していくことは地域文化の振興に大きく寄与するもの」と讃えました。
その後、神山茂賞選考委員会委員長 杉浦清志氏から審査経過報告と函館市長からの祝辞(函館市教育委委員会生涯学習部次長宮田至代読)があり、受賞された門脇氏からは「好きなことを一生懸命やってきたことがこうして評価され、栄えある賞までいただき喜びに堪えない」との謝辞がありました。
贈呈式の後、門脇氏による『最初に遷座した函館山の観音様』と題しての受賞記念講演が行われ、同氏がライフワークとして調査探求してきた「西国三十三観音像」が函館山に遷座された経緯から函館山が陸軍の要塞となり、一時山の麓に下ろされが、大正3年に湯川村に迎えるまでの考察を解説、現在は湯川町・湯川寺の境内に霊場の土を採取し台座の下に納められた「移土観音」として遷座していると語られていた。受賞者を囲んでの祝賀会は、祝賀ステージで函館悦山会の古川亜美さんなどのメンバーによる津軽三味線の力強い迫力ある演奏で始まり、民謡や踊りで華やかに盛り上がる中、お祝いのスピーチや出席された既受賞者の方々の紹介、門脇氏が出演されたTV放送番組が上映されるなど、和やかな雰囲気の中で盛会裏に終了しました。



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