函館文化会では、毎年、郷土文化高揚のための郷土史研究者奨励事業の一つとして、郷土史についての優れた研究、発掘、収集、出版などに事績を残された個人・団体に「神山茂賞」を贈っていますが、今年は「箱館歴史散歩の会」を主宰する中尾仁彦氏に「神山茂賞」を贈呈しました。
贈呈式は、受賞された中尾仁彦氏の関係者の皆様をはじめ、ご来賓やこれまでの受賞者、函館文化会会員など79人が出席して故神山茂氏の命日に当たる11月7日(火)函館国際ホテルにおいて行いました。
函館文化会 平原康宏会長から「永きにわたり郷土の歴史や文化を市民と共に辿り、伝承する活動を継続されてきた。また、最近はSNSを活用し新たな情報発信の手法を用いて多くの市民がふるさと函館の足跡に触れることを可能にしたことが高く評価され、今後もさらなる活躍を期待する」と讃え、神山茂賞選考委員会委員長 杉浦清志氏から審査経過報告、函館市教育委員会教育長 藤井壽夫氏からの祝辞があり、受賞された中尾仁彦氏からは「一生懸命やってきたことがこうして評価され喜びに堪えない」との謝辞がありました。

贈呈式の後、中尾氏による『100年後も「函館って、いいよね」と言われたいから』と題しての受賞記念講演が行われ、平成20年4月にスタートした「箱館歴史散歩の会」の歩みを振り返りながらテーマやコース設定などを全て一人でやってきたことや最近はアナログに加えてデジタルでも情報発信を行い、より参加者の共感を生み出そうと心がけてきているが、私達の周りから貴重な文化財産が失われているのをみると、魅力ある函館の歴史と文化を後世に伝えていく「語り部」としての活動は、100年後も「函館って、いいよねと」と言われたいからまだまだ続けていくとの抱負も語られました。 (講演内容は、会報「巴響」第86号に掲載を予定しております。)

受賞者を囲んでの祝賀会は、祝賀ステージで谷岡 穣氏によるトランペットでの“この素晴らしき世界”などの演奏で始まり、お祝いのメッセージや出席された既受賞者の方々の紹介や中尾氏にお孫さんから花束贈呈もあり、華やかな中にも和やかな雰囲気で盛会裡に終了いたしました。

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